基準墨 (きじゅんずみ)
建物全体の位置の基準になる、いちばん元になる墨のこと。ここから他のすべての墨を出すため、これが狂うと建物全体が狂う。
別の呼び方: 親墨
位置づけ
基準墨は、その階のすべての寸法の出発点です。通り芯から一定距離だけ離した位置に引くのが通例で、親墨とも呼ばれます。
なぜ通り芯そのものに引かないか
通り芯の真上には柱や壁が建ちます。線を引いてもすぐ隠れて使えません。そこで、壁から数十cm 離した位置に平行な線を引き、そこから測って使います。この「離した分」を承知していないと、寸法を読み違えます。
管理上の注意
上階へ上げるときは、下階の基準墨を鉛直方向に写します。階を上がるごとに誤差が積み上がるため、各階で基準点に戻って確認するのが原則です。